白濁の温泉に浸かってゆっくりしたい、、そんなふうに強く思ったのは今週は仕事のほうがとても忙しく、ちょっと疲れていたからだろうか。
そういえばここ数日は深く眠れておらずなんかダルい。経験的にはこういうときこそ少しカラダを動かして、さらにゆっくりとお湯に浸かれば、それこそ夕方にはぐっすりまったりと自分の副交感神経がアクティブになる時間を堪能できる極上のリラックスタイムを過ごすことができるはずである。
そのまったりタイムを手中に収めに温泉に入るんだが、それにはちょっと強めのお湯がいいだろう。強めの箱根のお湯といえば僕のなかではなんと言っても「強羅」の温泉である。箱根は温泉のデパートと言われ箱根七湯をはじめとしてさまざまな温泉があるんだが、僕が住んでいる小田原から一番遠くて山奥にある強羅の湯は、数々の文人墨客が愛した実にパワーと癒やし効果のある、力強い湯なんだと思う。
そうだ、今日は強羅に行こう。そう決めた。
ミシュランガイドにも選ばれた桐谷箱根荘へGo!
とはいえ日帰り温泉で強羅で、できたら自分の好みの白濁の湯につかれるところとなるとなかなか難しい。Webでいくつか検索しては日帰り温泉がやっているかどうか電話してみる。なかにはすでにこのコロナの影響により温泉を畳んでしまった旅館もあったりするしなかなか希望の店につながらない。
そんななかやっとこさみつけたのが今回の桐谷箱根荘なのである。
ここは源泉かけ流しのにごり湯を提供しており、まるでミルクのような白くにごった湯をぜいたくにかけ流しで堪能することができるらしい。なんとあのミシュランガイドにも選ばれた温泉宿なんだそうだ。所在の標高は634mと東京スカイツリーと同じなので強羅でもかなり坂を登ったところにあることが容易に想像できる。しかし小田原市内の自宅からはクルマで30分程度しかかからない。
今日は土曜日なのでいつものように箱根湯本のあたりは混んでいるだろうが、とにかく行ってみることにした。
坂の上の高グレードな温泉宿 「桐谷 箱根荘」
案の定、途中ですこし渋滞があったが40分程度で到着。途中コンビニに寄ったりしたからすんなりくればだいたい家から30分程度でこれるな。
強羅はやっぱり坂がすごい。宿の前は通称「うぐいす坂」と呼ばれるかなり勾配のある坂道になっている。冬に凍結したらかなり登るのは厳しいだろう。
この温泉宿は、ロビー受付のある棟、温泉棟、宿泊棟といくつかの建物に分かれている。この写真の棟はロビーになっており、日帰り温泉もここで受付する。駐車場はこの眼の前にある。
日帰り温泉の料金は1,800円。日帰りにしてはちと高いなぁと思ったが、高級グレードの温泉でバスタオルと入浴用のタオルが付いているのでまぁこんなもんか。僕はいつもクルマのトランクに温泉入浴バッグを用意しているのでタオルはいらないんだけどね。
そのほかにも9,500円で食事と客室での休憩ができる日帰り温泉セットも用意されているようだ。
坂道を下って、日帰り温泉のある「初音」へ。ここは建物の前に足湯も用意されている。
湯の花が溶け込む、なめらかなお湯を堪能し副交感神経を起動!
さて入浴したのでお湯のレビューを書いてみよう。
こちら小田原に引越してきて、箱根の白濁温泉にはいくつか入ったが、まず今までにはいったにごり湯の中では白濁度はおそらく1番である。この主な理由には「湯の花」の粒度がとても細かいということが挙げられる。白色を作る「湯の花」のカタマリ具合が細かいと自然と見た目のお湯の白さは白く見えやすい。これが温泉によっては湯の花が塊状になっているところもあるが、こういうところは意外に白く見えにくいのである。
この湯の花が細かくお湯の中に溶け込んでいるせいであろうか、お湯がとても滑らかな感じである。自然のミルクの中にはいっているかのようだ。そう一言で言えば「ミルキー&シルキー」なんである。湯温はぬる過ぎず熱すぎず、ちょうど良い湯加減と言ったところだろうか。とくに露天風呂はずーっと入っていられるような湯加減でほんとうにまったりと週末の温泉タイムを過ごすことができた。
最高の湯が爆睡を誘発! この湯は自律神経を整えてくれたようだ
さてゆっくりと週末の温泉タイムを強羅で過ごしたあと、近くなので「大涌谷」に寄って帰ろうかと思ったが、もう夕方で通行止めになる時間まで間もないこともあり、今日はまっすぐ帰ることにした。
なんかカラダが気だるい感じで夕食をさっさと済ませて、21時過ぎには就寝してしまい、そのままその夜は爆睡、いつになくリラックスして深い眠りにつくことができたようで翌朝の寝覚めの気持ちの良いこと良いこと。これはきっと昨日はいった桐谷箱根荘の白濁温泉の効能に違いない!やっぱり強羅&白濁湯は自分にとって最高の組み合わせの温泉であることが図らずも証明された形になったようだ。
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